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北薩の昭和

なつかしきあの日、あの時。

心に残る思い出──「昭和」。

鹿児島県──薩摩川内市・出水市・阿久根市・薩摩郡さつま町・出水郡長島町


 戦後、鶴田ダムが建設され、中越パルプ工業川内工場、京都セラミック川内工場、川内原子力発電所なども進出して、目覚ましい経済発展を遂げた北薩地域。史跡や文化財も多く、かつて薩摩国の国衙と国分寺が置かれて政治、経済、文化の中心地となった現在の薩摩川内市域には、可愛山陵、薩摩国一之宮新田神社などが残る。また鎌倉幕府の「建久図田帳」に記された高城温泉はじめ、湯川内、紫尾、湯田、市比野、藺牟田、入来など、近世には島津藩主から庶民まで多くの人びとが湯治に訪れた温泉地がある。さらも自然環境にも恵まれており、阿久根や出水はツルの渡来地として知られ「鹿児島県のツル及びその渡来地」は国の特別天然記念物に指定されている。雲仙天草国立公園に指定された長島町の海岸部は絶景である。
 本書は、そんな北薩の昭和時代を記録した貴重な写真を600点以上収録、それぞれの写真に丁寧な解説を付して、ページをめくるたびに六十余年の間に移り変わってきた地域の姿をたどることができる写真アルバムとなるよう努めた。また、昭和49年に架橋された黒之瀬戸大橋や、同62年に廃止された国鉄宮之城線など、当地ならではの特色ある項目をフォトコラムとして収録している。


〈監修・執筆〉
原口泉(志學館大学人間関係学部教授)

〈執筆〉
上園博(寿高齢者クラブ会長)
岡村兼利(元さつま町鶴田区公民館長)
川畑忠実(阿久根郷土歴史家)
川畑善照(フランス・川畑代表取締役)
桐原大明(元薩摩川内市職員)
黒田敏隆(さつま町文化財保護審議委員)
東川隆太郎(NPO 法人かごしま探検の会代表理事)
肱岡隆夫(出水歴史研究会事務局長)
三浦哲郎(さつま町郷土史研究会会長)
山崎友喜(元長島町歴史民俗資料館館長)


判 型  A4判、上製本
頁 数   280頁(カラーページ16頁)
発売日  2022年1月27日
本体価格 9,082円+税 
ISBN  978-4-908436-72-7


北薩の昭和

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9,990円 (税込)

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■目次■
巻頭カラー 色彩の記憶──カラー写真でたどる郷土の昭和

1 昭和はじめの北薩逍遙

2 戦前・戦中の学校

3 戦時体制下の人びと

4 わが町のできごと散見

  フォトコラム 鶴田ダムの建設

5 懐かしい街並みや風景

  フォトコラム 北薩の温泉街

6 北薩の生業と産業

7 戦後の学び舎の記憶

  フォトコラム 日本一のツルの渡来地

8 交通手段の整備と変遷

  フォトコラム 黒之瀬戸大橋の架橋

  フォトコラム 国鉄宮之城線の盛衰

9 暮らしのスナップ

10 賑わう祭りと伝統行事

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