なつかしきあの日、あの時。
心に残る思い出――「昭和」。
熊本県荒尾市・玉名市・山鹿市・玉名郡
熊本県北部に位置する荒尾市・玉名市・山鹿市および玉名郡の4町(玉東町・長洲町・南関町・和水町)の、「昭和」時代をとらえた写真600点超を収録した写真集。
近代のわが国の産業革命を、隣接する大牟田とともに牽引した炭鉱のまち「荒尾」、肥後藩最大の積み出し港・高瀬を擁し、近代に入ると商業や娯楽の中心地として栄えた「玉名」、古くから温泉地として知られ、明治期から現在に受け継がれる芝居小屋・八千代座などが著名な「山鹿」。
この3つのまちを中心に、周辺地域まで含めた昭和時代の変遷を写真でたどる。
今ではもう見られない懐かしの街並みや商店街のほか、
【三井三池鉱山万田坑】
【廃線となった鉄道たち】
【荒尾と長洲にあった海水浴場】
【四王子神社の的ばかい】
【玉名温泉と山鹿温泉のかつての姿】
【「最後の琵琶法師」と呼ばれた山鹿良之翁の貴重な写真】
などを、フォトコラムで特集し紹介する。
1,500部限定出版で、増刷は一切行わない。
〈監修・執筆〉
牧野 洋一 (熊本学園大学名誉教授)
〈執筆〉
岡村 良昭(元熊本日日新聞社記者、元熊本農耕文化研究会事務局長)
木村 理郎(山鹿市山鹿文化協会会長)
瀬戸 洋(万田坑ファン倶楽部会長)
谷 和生(くまもと戦争遺跡・文化遺産ネットワーク事務局長)
中村 弘之(元熊本日日新聞社記者)
西村 亮一(山鹿市文化財保護委員)
平田 稔(郷土史研究家)
松田 匡司 (四王子神社宮司)
森 清 (元玉名市立玉名町小学校長)
判 型 A4判、上製本
頁 数 280頁(カラーページ16頁)
発売日 2014年10月25日
本体価格 9,250円+税
本書の内容について間違いがございました。
謹んでお詫び申し上げます。
訂正箇所につきましてはコチラから確認願います。
■本書の主な内容■
巻頭カラー 色彩の記憶――カラー写真でたどる郷土の昭和
1 昭和の原風景
2 昭和の幕開きと人びとの暮らし
3 戦前・戦中の教育
フォトコラム 戦時下のふるさと
4 懐かしき街並み、商店街
5 変わりゆく郊外の景色
フォトコラム 万田坑──荒尾に残された近代化遺産
6 交通網の整備と変遷
フォトコラム 消えた鉄道──東肥鉄道、荒尾市電、鹿本鉄道
7 生業の記憶
フォトコラム 母なる有明海の恵み
8 過ぎ去りし日々の暮らし
フォtコラム 海水浴の思い出
9 祭礼と民俗行事
フォトコラム 四王子神社の「的ばかい」
フォtコラム 玉名温泉と山鹿温泉
10 戦後のできごとを振り返る
フォトコラム 最後の琵琶法師・山鹿良之
11 追憶の学び舎
フォトコラム 昭和の子どもたち