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名古屋今昔写真集

■名古屋今昔写真集 1,2,3巻(監修/林 董一 各巻定価9,800円)
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2007年(平成19年)1129日 朝日新聞】

名古屋の今昔 写真集で
 明治から昭和50年代までの名古屋の街並みや風景を、同じアングルで撮影した現在の写真と対比しながら楽しめる写真集が出版された。昔を懐かしむお年寄りのほか、30、40代にもじわりと売れているという。昭和ブームに加え、身近な風景からタイムスリップできる点も魅力のようだ。
 10月に初巻が出た「名古屋今昔写真集」。B4判の大型本で全3巻からなる。各巻9800円と高価だが、初巻発売の時点で3巻セットの予約が300件にのぼり、この種の本としては異例の出足の良さという。
 初巻は「城下町から近代都市へ」の副題が付き、市中心部の東、北、西、中の4区の約300枚のモノクロの古写真を収録している。
 路面電車が行き交う広小路通や建設中の名古屋テレビ塔など、懐かしい戦後の街並みを見ることができる。また、大正の一時期だけ丸の内に実在した「名古屋国技館」や、西区役所の場所に戦前まであった名鉄電車のターミナル駅など、現在では知らない人も多い風景も収められている。
 出版した樹林舎(名古屋市)は、これまでに三河、尾張、三重など東海地方で同様の今昔写真集を出してきた。官公庁や旧家、写真収集家宅に眠る古い写真を発掘し、持ち主や地元の古老らに取材しながら撮影場所や時期を追跡。特定できたものは同アングルで現在の風景も撮影して記録した。
 編集に当たった山田恭幹さんは、「撮影場所の特定が一番大変だった。面白い写真でも特定できずに不採用となったものは多かった」と作業を振り返る。現在の風景を一緒に写真集に載せたことで、昔を直接知らない世代にも親しみやすくなったようだ、と好調な売れ行きを分析する。
 市南西部、市東部を取り上げる続巻は、それぞれ12月下旬と来年2月の発売を目指している。3巻セットで予約すると明治末から昭和30年までの4枚の市街地地図の複製品が付録につく(数に限りあり)。問い合わせは樹林舎(052・801・3144)へ。

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