カートをみる マイページへ ご利用案内 お問い合せ サイトマップ
 

ナヘルの鐘

この度、長屋和哉・文と音楽、福井篤・絵、浅野達彦・装幀と音楽による物語『ナヘルの鐘』を、音楽CD付きの書籍として刊行することになりました。

 現在までにリリースされているCDアルバムのタイトル、「うつほ」「すべての美しい闇のために」などに表されているように、つねに他界ともいうべき空間と向き合いながら創作活動をつづけている長屋和哉によるナヘルの物語は、その静謐な語り口と相まって重層的に読み取ることのできる、ある種、神話的な深淵を秘めた物語となりました。
 そしてそれは、3.11後を生きるわれわれにとって、すでに心の深いところをリアリティーをもって底流している感覚に気づかされるような、そんな物語でもあります。

 さらに福井篤による、ひとつひとつが物語を予感させる魅力をもつ挿画を添えることによって、ヴィジュアル的にも、読む者を惹きつける一冊となっています。

 また添付のCDは、音楽家でもある作者自身と、やはり音楽家の浅野達彦による『ナヘルの鐘』のための楽曲が8曲収録されたフルアルバムともいえる内容で、アンビエントなサウンドにより物語の世界へと誘います。


■著書情報
長屋和哉(文・作曲・ギター、その他の楽器)
すでに8枚のCDアルバムをリリースしている音楽家。その活動は国内はもちろん、ヨーロッパを中心に海外にも広がる。また映画「世界交響曲 第六番」に出演、同シリーズに楽曲も提供。
そのいっぽうで、かつて文藝春秋文學界新人賞で佳作受賞の際、故中上健次から「(応募作のうちで)一等無意識の手の動いた確実に可能性のある作である」と評されたストーリーテラーでもある。長屋の書く文章のファンも多く、2007年にはエッセイ集『すべての美しい闇のために』を上梓している。
白百合女子大学非常勤講師。
http://www.ame-ambient.com/

福井篤(絵・ギター)
現在、山梨県を拠点に制作活動を行う美術家。これまでに展覧会として、「morningglory」「Teenage Ghosts( and other scary stories)」「the eyes of the midnight sun」「I see in You」(小山登美夫ギャラリー)、「六本木クロッシング」(森美術館)などがある。また、CDジャケットにアートワークを提供しているミュージシャンのデイヴィッド・シルヴィアンとのコラボレーションによるインスタレーションでヴィジュアルを担当するなど、作品は海外でも評価され、アメリカ、ドイツ、ノルウェー、シンガポールなど各国の展覧会で発表されている。
http://www.tomiokoyamagallery.com/artists/fukui/

浅野達彦(作曲・ギター、その他の楽器・装幀)
東京藝術大学在学時に絵画を専攻する傍ら本格的に音楽家として活動を開始。シングル「bonjour」をリリース後、多数の国内のコンピレーションでソロ作品を発表するほか、任天堂ゲーム「巨人のドシン1」のサウンドトラック、「ドシンの跡を追って」を発表。アルバムとしては、現在までに「Genny Haniver」「Spacewatch」の2枚をリリース。デイヴィッド・シルヴィアンのリミックス・アルバムにも参加している。
また、"クサマヤヨイの前衛ファッションショー!"において音楽を担当したほか、原美術館で自作映像を用いたライブ“銀幕と音楽の世界”を行う。現在、アルバムを制作する傍ら都内を中心に自作映像を用いたライブを行っている。
http://www.tatsuhikoasano.com/


ナヘルの鐘
本体価格2,000円
ISBN  978-4-931388-79-6

ナヘルの鐘

価格:

2,160円 (税込)

購入数:
返品期限・条件 返品についての詳細はこちら
携帯ページ

■あらすじ
作者のもとへ、ある日突然やってきた物語。それは、永遠の冬 に暮らす少女ナヘルと猫の、静かな、そして満ち足りた日だまり のような、悲しみの物語でした。

    *

 ナヘルは、とても寒い国の小さな町に暮らす、小さな女の子です。 そこは、しんしんと雪だけが降り続く静かな町で、人間のほかには 犬も猫もいませんでした。
 ずっと昔、その町の動物たちは少しずつ体が透明になり、やがて 消えていってしまったのです。ナヘルの祖母はその不思議なできご とを、おとぎ話のように話してくれました。
 ある日、ナヘルは川のほとりで、舟に乗って北の町からやってき た猫と出会います。
 そして……。

 にゃあ。


■美術家・奈良美智氏による推薦文
遠い国の物語、夢の中の物語かもしれない。けれど、誰しもの心の中に潜んでいる物語。 言いようのない寂しさは、実は聡明な神秘に覆われている、そんな感じの物語。 読み終わった時、ナヘルと猫の気配が傍に在る。

ページトップへ